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前提
前提

下記の内容は座射1手持ちでの審査の間合いを基本としています。

それぞれの項目では特に書いていませんが、動き始める際の1歩目は大きめに踏み出し、視線は礼、揖を除き4mぐらい先になるようにします。

また歩く際は吸う息で2足、吐く息で2足を意識するものとし、大前は後ろに続く人が合わせられるように意識し、2番以降の射手は大前に動作を合わせるようにします(追い越さないようにも注意します)。

また以下も参照してください。

審査における行射の要領(5人立の場合)/全日本弓道連盟 (PDF)

​入場待機
入場待機

入場前の待機では、大前は入口の中央で敷居手前の縁に足先を揃え、弓は入場までは入り口から出ないようにします。

2番以降の射手は弓と矢が当たらないように詰めて待機します。

大前は入場する少し前になったら2番以降の準備が整ってるかを声を掛けて確認します。

前の立ちがいなければ入場を始めます。行射を行っている立ちがいる場合は、3番射手(中)の乙矢の弦音で入場を始めます。

前の射手が入場したら、次の射手は敷居手前の縁に足先を揃え入場待機し、前の射手の移動のタイミングに合わせて入場します。

入場から本座まで
入場から本座まで

入場時は2番以降の射手も大きめに踏み出します(そうしないと後ろの射手の弓が足にあたることがあります。)。

入場時の踏み出す足は下座側の足となります(弓道場によっては右足からになることもあります)。

(​画像版)

入場:2番以降の射手では揖も含みます。

礼:(大前のみ)45度の礼をします。腰から上体を倒し頭を下げることで行わないように注意します。

前に:入場してきた方向で進みます(弓道場によって異なる場合があるかもしれません)。

小回り:大前はL字で2番以降は曲線で回ります。L字で回る際にペースを乱さないように注意します。

上座へ:上座の方へ進みます。

本座前:先足の踵が的から引いた線上に来るようにし、左方向へL字で回り、自分の跪坐をする位置まで歩を進めます。

​立射の場合は本座前で歩を進める先が立射控えの位置までになります。​

本座での待機
本座での待機

本座で跪坐をする際は大前は落ちまで本座前まで来ていることを確認します。眼鏡などをしている人の場合は把握しずらいかもしれません。確認が困難な場合は動く音や間合いにより動作します。

射位に居る立ちの落ちの弦音で揖をし弓倒しで腰を切り立ち上がります。落ちが一歩後退し退場の一歩目を踏み出すと同時に射位に向かって踏み出します。

本座から射位まで
本座から射位まで

​一歩目を大きめに3歩目が跪坐をする位置まで歩を進めます(揃える足で4歩)。半足引き跪坐をします。大前は全員が跪坐したのを確認し、腰を切り末弭を目線の高さに上げ(目通し)、左膝を右膝の前に持ってきて、右足を揃えながら腰を跪坐の状態まで落とします。

大前は全員が跪坐が終わる頃まで待機します​。

甲矢を引く準備
甲矢を引く準備

弓を弦が体の中心に垂直になるように起こします。

腰の高さで矢が水平になっていることを意識しながら弦を弽の親指の腹で体側から抑え、弦を垂直ししたまま弓を返します。

矢(一手)を矢摺籐のところまで持ってきてから羽を確認し、甲矢を弓手の人差し指で取ります(甲矢が下になるようにしておくと取りやすい)。

​乙矢を甲矢の筈へ水平に持っていき、乙矢を垂直にし、甲矢を一回で差し込み弦の仕掛けを筈に掛けます。

乙矢の走り羽が下になるようにして弦に射付節が来る位置で弓手の小指で取ります。

馬手を腰に持っていきます。

甲矢を引く
甲矢を引く

​大前は全員の準備あ終わったら速やかに立ち上がります。2番以降は前の射手の胴造りが終わったら立ち上がります。

​甲矢を引く前の跪坐では射位(的前からの線と射位の立て札との交差点)の上に膝が来ています。その為、立ち上がる際には左足の爪先は右膝まで持ってこずに射位の位置になるようにして立ち上がります。

立ち上がったら、足踏みをし、本弭を左膝に付け、一旦馬手を腰に取り、乙矢の板付部分を薬指と小指でとり(3つ弽の場合です)、馬手を再び腰に取り胴造りとし、弦調べ箆調べを行います。

​前の射手が居る場合は弦音までそのまま待機します。

射法に則り甲矢を引きます。

甲矢を引いた後
甲矢を引いた後

右足、左足の順に後ろに下がり半足を引いて跪坐をします。このとき射位が両膝の頭が来るように座ります。

跪坐をしたら馬手を腰の高さで腹を沿うように弓の矢摺籐に乙矢の射付節をもっていき、弓手で抑え馬手で持つ位置を直し右腰に馬手を戻します。

​そのまま弓を立てる順番が来るまで待機します。

​乙矢を引く準備
乙矢を引く準備

大前、2番、中は4番(落ち前)の弦音で弓を起こします。

4番(落ち前)は落ちの弦音で、落ちは乙矢の持ち直しが終わったら弓を起こします。

弓を起こしたら甲矢を引く準備のときと同様、乙矢を番え馬手を腰にとるところまで行います。

乙矢を引く
乙矢を引く

​甲矢のときと異なり射位に膝が来ている状態になっていますので、左足の爪先は右足の膝までもってきて立ち上がります。

立ち上がったら、足踏みをし、本弭を左膝に付け、馬手を腰に取り胴造りとし、弦調べ箆調べを行います。

​前の射手が居る場合は弦音までそのまま待機します。

射法に則り甲矢を引きます。

退場
退場

​足踏みを閉じたら大前から4番(落ち前)までは次の立ちの弓の末弭に袴がかからない程度の位置に向かって右足から退場します。落ちの場合は後ろに一歩右足から退場します。落ちの場合は特に、この一歩で次の立ちが射位へ進む際に邪魔にならない場所まで後ろに下がります。

落ちは4歩で的とは反対の方向へ本座の位置まで進み、次の一歩は前に次の一歩は出口の外側の角に向かって足を進めます。

 

​出口の中心に弓の末弭が来るあたりの位置で左踵を右踵に軽く付け神棚、国旗、上座へ左足を小さく踏み出すと同時に顔を上げ揃える右足と同時に揖をします。

右足を出口に踏み出しその足を含めて3歩で退場します(絶対にこのとき敷居を踏んだ状態で止まらないこと)。

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